ごあいさつ


日本アプライドスポーツ科学会第2回大会 実行委員長 

野﨑真代


しく心地良い風が吹き、秋の気配を感じてまいりました。会員の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

 

この度、多くの皆様からのご支援とご協力を賜りまして、日本アプライドスポーツ科学会第2 回大会を開催する運びとなりました、今回も、昨年度の第 1 回大会に引き続きオンラインでの開催となりますが、日本大学工学部から配信してまいります。日本大学工学部は「ロハス工学」を導入していることから、その特色を生かし、第 2 回大会のテーマを「スポーツ・健康とロハス工学」といたしました。ロハス工学では、「LOHAS(Lifestyles of Health andSustainability:健康で持続可能な生活スタイル)」の考えを工学で実現することを目指しており、スポーツ文化や健康的な生活にも寄与できることが期待されます。

 

大会行事は、特別講演、シンポジウム、一般発表、大学生研究発表となります。特別講演には演者として、日本大学工学部が位置する福島県郡山市の小児科医である、菊池信太郎先生をお招きしています。「子どもの発育発達における現状と課題~福島の子どもたちの健康を見守る~」と題して、東日本大震災後、コロナ禍での子どもたちの運動の状況や発達の課題、今後にけた助言についてご講演いただく予定です。また、シンポジウムについては、話題提供者に日本大学工学部情報工学科の酒井元気先生、大山勝徳先生をお招きしています。コーディネーターを九州産業大学の磯貝浩久先生にご担当いただき、「スポーツ・健康における情報工学の可能性」をテーマに有益な情報をご提供いただきます。研究発表としては、一般発表には口頭発表、ポスター発表の 2 種類を設置いたしました。また、今回新たに一般発表とは区別して、大学生が研究発表できる場として大学生研究発表を設けました。こちらはポスター発表のみとなります。いずれも大会当日に Zoom による同時双方向形式で実施いたします。活発な議論の場になることを願っています。

 

最後に、本大会はオンライン開催となりますが、体育・スポーツの教育・研究に係る貴重な情報交換の場であることに変わりはありません。本大会が日本の体育・スポーツのさらなる発展に寄与できることを祈念しご挨拶といたします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。